100チャレが教えてくれる、“続けること”の力
- 唐木 仁美

- 10月25日
- 読了時間: 2分
「100チャレ(100個のチャレンジ)」
という取り組みをしているクライアントさんがいます。
スポーツの世界でも「1000本ノック」や「サーブ100回」など、回数を重ねる練習がありますが、 あれにはやはり意味があるのだと思います。
この方が100チャレを始めたきっかけは、
「持続力がない」
「仕事が中途半端に見えてしまう」
「ついネガティブな発言をしてしまう」
というご自身のクセを直したい、という想いからでした。
チャレンジの内容はとてもシンプルです。
── 毎日、その日の出来事を私にLINEで報告する。
条件はひとつだけ。
「その日の良かったこと、うまくいったことを報告する」こと。
最初のうちは、「良かったことなんてありません」と送ってくる日も多く、 それでも「無い」と報告することも立派な一歩だと思っていました。
大切なのは、“一日を振り返る”という習慣をつくることです。
少しずつ、「あ、今日はこれがうまくいったかもしれません」と
小さな気づきの報告が増えていきました。
回数が重なると写真が添えられるようになり、 50回を過ぎた最近では短い動画で報告してくれるようになりました。
もちろん、体調が思わしくない日はお休み。
それも大切な自己管理のひとつです。
完璧にやり切るよりも、自分を大切にしながら続けることにこそ意味があります。
人の変化は、一夜にして起こるものではありません。
けれど、こうして日々の積み重ねが少しずつ心の景色を変えていく。
その過程をそばで見守れるのが、コーチという仕事のいちばんの喜びです。




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